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多彩な歴史と文化の国 イスラエルMAP エルサレムMAP

 ●イスラエル国歌
『ハクティバ』(希望)
我らの胸にユダヤの魂が脈打つ限り、 我らの目が東の彼方、シオンに向かって、 未来を見ている限り、 2000年、われらが育み続けた希望は失われることはな い。 その希望とは、われわれが自由の民となって、 祖国シオンとエルサレムの地に住むことである。

 ●国土
位置
位置は、北緯30〜34度、東経34〜36度。 アジア、ヨーロッパ、アフリカの三大陸の接点にある。 北はレバノン、北東はシリア、東はヨルダン、南はエジプ トに接し、西は地中海に面 する。

総面積
総面積は、27,800平方km。(日本の四国よりもやや小 さい)

総人口
総人口は約600万人

人口構成
人工構成は、ユダヤ教徒が80%(約550万人)、イスラム 教徒15%(80万人)、 キリスト教徒は3%(15万人)、その他少数民族が2%(10万 人)。

複合性の魅力
イスラエルの魅力はひとつの型にはめて考えられない複雑さにあ ります。 2千年間も世界各国に離散していたユダヤ人が、1948 年の建国によって戻って来て出来た国であり、各国の風俗習慣が 混合している。

春は野草が美しく咲き乱れるが、乾期には荒野になる。 国境付近 は戦時下の緊迫感がありながら、国内の一般的生活は至って平静 である。 シナゴーク(ユダヤ教の礼拝堂)、モスク(イスラム教 の礼拝堂/寺院)、教会(キリスト教の礼拝堂)が隣り合って並 び、コーラン(イスラム教の経典)を読む声にキリスト教会の鐘 とユダヤ教徒の吹く角笛が交差して聞こえてくる。

道路は縦横に良く整備され、疾走する車の隣にはロバが歩く。都 市の近代的ビルの隣には古代の遺跡が保存されている。 リュック を背負って行く若者、昔ながらの装束で羊の群れを追うアラブ 人、もみ上げを長く伸ばした黒装束のユダヤ人が、それぞれ何事 もなく道を行き来する。 穏やかな地中海性の気候にも育まれなが ら、長い歴史を綿々と生き続けてきたユダヤ、アラブ民族の人達 は、それぞれ「悠々たる時間の概念」を持って生活をしている。

動と静、有限と無限、戦争と平和、そして近代と古代など、あり とあらゆる相反する要素が同居している国である。 対立する主張 をうまく調和し持続させる両民族の人達の「したたかな知恵」が ある。 混沌として不協和音を放っているように見える「不思議な 魅力」は、このような興味つきない複合性に由来する。

地中海性気候
地中海気候であるが、湿潤気候と乾燥気候の境界にあり、地域に より著しく異なり、複雑である。 4月〜9月が乾期、10月〜3月が雨期 降雨量は平均500〜 600mmであるが、地域による差が著しい。

北部高知の町:ガラリヤ、エルサレム、アラドなどは、夏は湿度 が低く過ごしやすい。 冬は1〜2回雪が降る。
地中海沿い地域:テル・アビブなどは夏 の夜は気温が急に下がり、冬は雨が降ると洪水が起きることがあ る。  

 ●通貨単位
シェケル(NIS:NEW ISRAELI SHEKEL) 1 NIS=100アグロット
現在のレート:1 NIS=約15円
紙幣:200NIS、100NIS、50NIS、20NIS、10NIS
硬貨10NIS、5NIS、1NIS、50アグロット、5アグロット

 ●祝日

ローシュハシャナー:新年
ユダヤ暦は太陰暦であり、ティシュレイの月(9月〜10月)の第1日が元旦である。

ユム・キプール:大贖罪日
新年の日から10日目で、ユダヤ教において最も厳粛な日である。ユダヤ人は前日の夕方から断食をして、悔い改めの祈りを捧げ、厳粛に1日を過ごす。

スコット:仮庵(かりいお)の祭り
ユダヤの新年から2週間後に始まり、8日間続く秋の収穫を祝う祭り。

シムハット・トーラー:律法の喜びの日
トーラー(モーセ五書)を読み終えることを祝う祭り。

ハヌカ:宮潔めの祭り
紀元前164年にギリシャの異教神に汚された神殿を、ユダ・マカビーが潔めた故事を記念する祭で、11月から12月の間にある。 プリム・エステル記の祭り 冬の終りのアダルの月(2〜3月)に、大人も子供も仮装して祝う楽しい祭り。

ペサハ:過越しの祭
イスラエル人がモーセに率いられて出エジプトしたことを記念する、ユダヤ教の最も大事な祭。ニサンの月(3〜4月)の15日から7日間続き、アツオットというイースト菌の入らないクラッカーに似たパンを食べる。

シャフォット:七週の祭
ペサハ(過越しの祭)から7週目のシパンの月(5〜6月)に行われる祭で、イスラエルがカナンの地で最初に大麦の収穫を祝ったことに由来する祭り。

シャバット:安息日
金曜日の日没とともに始まる。厳格な正統派ユダヤ教の人達は、この日を最も「聖なる日」として、ただ神との交わりなし、シナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂・会堂)の礼拝に出席して祈る。労働は堅く禁じられている。
イスラム教徒(金曜日が安息日)とキリスト教徒(日曜日が聖日)の商店は開いているが、ユダヤ人の店はすべて閉店し、バスなど公共の交通 機関も原則として止まり、エルサレムの街などは人通りも絶えて、聖なる雰囲気が漂う


 ●主な観光地

1.エルサレム(JERUSALEM)

  • 世界三大宗教(ユダヤ教、イスラム教、キリスト教)が混在する美しい聖地の町。

2.ベツレヘム(BETHLEHEM)

  • イエスキリストの生誕地。世界中のクリスチャンが集まる聖地。

3.死海地方

  • 死海(DEAD SEA):世界で最も低い位置(海面 下398m)にある。 「塩の海」と呼ばれ、塩分含有量35%で浮遊体が楽しめる。 海水のミネラル分が健康に良く,湯治に来る人が多い。 含有物質から抽出する美容製品は人気があり、各国に輸出されている。

4.ガリラヤ湖

  • ティベリア(TIBERIAS):ユダヤ教の経典(ミシュナ、タルムード)が生まれた町。 湖畔の中心地。緑多い美しい湖畔にイエスキリストゆかりの数々の教会がある。 カペナウム(CAPERNAUM):イエスキリストが住み、伝道活動の中心地。 ゴラン高原(GOLAN HIGHTS):シリア、レバノンに接する最北の地。 標高150〜900mでガラリヤ湖やイスラエル北部の町々が見下ろせる。 ナザレ(NAZARETH):イエスキリストの母マリアが天使に受胎を告知された町。 人口4万5000人でアラブ人の町。

5.テルアビブと地中海沿岸

  • テルアビブ(TEL AVIV):政治、経済、商業、文化の中枢機能が集中し、高層ビルが 立ち並ぶ近代都市。地中海に面する砂浜に沿ってリゾートホテルが林立。 ヤッフォ(YAFO):地中海を見下ろす美しい丘に芸術家が住む町 カイザリア(CAESARIA):イスラエル随一肥沃なシャロン平野で、花と果 物が 豊富。使徒ペテロ、パウロがローマ宣教に旅立った聖地であり、ローマ時代の水道橋が 残る港町。 ハイファ(HAIFA):イスラエル第3都市で海の玄関口。夜景が特に美しい。

6.ネゲブ砂漠

  • (HA-NEGEV):巨大クレーター、オアシス、古代遺跡など、他では見られない迫力満点の大自然の造形美が続く。 ベエルシェバ(BEER SHEVA):ユダヤ民族の父祖アブラハム、イサク、ヤコブが住んだとされ、 ネゲブ砂漠の中心地として古代より栄えた町。

7.紅海

  • エイラット(EILAT):美しいサンゴ、熱帯魚、ダイバー憧れの地。外国資本のホテルが建ち並び、夜景が美しい。一年中マリンスポーツが楽しめ、イスラエル最大のリゾート地として欧米的に発展し、脚光を浴びている。

 ●出入国時の注意
『入国』

●パスポート コントロールで「No Stamp, Please」と告げて下さい。 入国スタンプを別紙 に押してくれます。
*最近、入出国時に「No Stamp」と告げたにも拘わらず、スタンプ を押されてしまうケースが多発しております。はっきりと、何度も「No Stamp」と告げ るよう心掛けて下さい。
*パスポートにスタンプを押されると、エジプト、ヨルダン以外のアラブ諸国に入国でき なくなります。
*スタンプを押された別紙は帰国時に必要となるので、紛失しないようにして下さい。

●入国時は通常、荷物検査を行いませんが、まれに荷物を開けるよう指示される場合があ ります。特にパスポートにアラブ諸国、イスラム教国入国の形跡がある場合は注意して 下さい。

●持ち込んだ電気製品をチェックされた場合は「Personal Belongings = Used」である旨主張 して下さい。関税を取られることがあります。

●両替は空港内、ホテルで可能です。

●空港からテルアビブ市内までタクシー移動する場合は、約80シュケルかかります。お 一人で移動される場合は空港でUS$30-50程をイスラエル・シュケルに両替することを お勧めします。


『滞在中』

●治安は日本以上に良く、夜の一人歩きも問題ありません。

●買い物時、ドルは受け付けてくれません。

●レストランでは10%のチップを払うのが通常です。

●クレジットカードはほとんどの場所で(スーパー、マクドナルド等でも)使えます(AMEX、 VISA、MASTER)。

●ホテル代は必ずドルで払って下さい。シュケル/NIS(イスラエル ニューシュケル)で 払うとVAT17%がかかります。

●電源プラグは220ボルト。コンセントは2つ足、若しくは3つ足の丸型。


『出国時』

●セキュリティー係員から、出発前に幾つか質問を受けます。回答時のポイントは(1)嘘を つかないこと(2)面倒でも詳しく話すこと(3)腹を立てないこと。

●時には数人の係員から質問され、回答内容を比較し、矛盾点がないかを調べます。 (係員は若い女性のことが多いですが、説明を省くと、そこを更に追求されますのでご 注意下さい)。

●セキュリティー係員が、打合わせ先やテルアビブ事務所スタッフと連絡を取り、発言内 容を確認することがあります。

●パスポートコントロールでは、「No Stamp」とはっきり言って下さい。

●セキュリティー係員からの質問例
 ・今回の訪イ目的は
 ・どこを訪問したか →面談者の名刺/スケジュール表を見せて下さい。
 ・誰がミーティングをアレンジしたか
 ・どの会社がミーティングに参加したか
 ・ご自分の所属する企業・団体についての説明を出来るようにしておいて下さい。
  英文の会社・団体案内書を御持参下さい。
 ・取り扱い品目は何か
 ・あなたの会社での役割は何か
 ・滞在先は
  ・誰が荷物のPackingをしたか
 ・誰かに荷物を預けなかったか
 ・どこでPackingしたか
 ・空港で他人が荷物に触ったか
 ・誰かから物を預かったか
 ・プレゼントをもらったか
 ・中の荷物は全て自分のものか
 ・空港までどこから来たのか(今朝の出発地は)
 ・武器、護身用のツールを持っているか

--- 緊急連絡先 ---
(海外からの場合 最初の"0"を省いた上で、国番号972からダイヤルして下さい。)
日本大使館 (03) 695-7292
ジェトロ (03) 688-1739, 2207
日商岩井 (03) 687-4966, 4976

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